PROPERTY
吉祥寺の家
JR中央線「吉祥寺駅」徒歩10分 / 武蔵野市
サステナブルな木の「家」で構成されている共同住宅
CONCEPT
CONCEPT 01
吉祥寺にサステナブルな
木の賃貸住宅を
今、世界的にも見直されている木造建築。賃貸住宅でも従来のアパートのイメージではなく、サステナブルな木の家として、これからの時代に求められる住まいに進化していく時だと思います。それは武蔵野の人気住宅地である吉祥寺でも求められていることと感じていました。準耐火構造という建築上の制限の中で、木のもつ力と優しさを感じられるような建物を目指しました。
CONCEPT 02
それぞれの住戸がライフスタイル
半地下と中二階を組み合わせたメゾネットは3.5mの天井高(一部住戸)で南からの日当たりを取り込んでいます。2階の1LDKはプライベート感覚をもつ専用階段を持ち、こちらも3.47mの天井高に木構造の梁が現しとなっています。木に包まれた多彩な間取りはそれぞれ生活シーンをイメージできるように設計しました。
CONCEPT 03
1つ1つの住戸も、建物全体も「家」
である共同住宅
12戸の家が中庭を取り囲んで1つ屋根に収まっているような構造。コミュニティを形成している一方、住戸間のプライバシーをいかに確保するかが設計上の大きな課題でした。南棟と北棟の階高を半階ずらすことから、窓の位置まで様々な工夫をしている建物です。
ARCHITECT
「吉祥寺の家」
吉祥寺駅に直結した駅ビルから、様々な人が行き交う賑やかな商店街を抜けると、そこには武蔵野の空気を感じる、ゆったりとした住宅地が広がっています。
敷地は女子大通りから少し入り込んだ場所で、エントランスの扉をあけると、ゆったりとした中庭が現れ、この家に暮らす全ての住民に豊かなアプローチ空間を提供し、日常にささやかな彩りを与えてくれます。
ひとつながりの屋根によって、大きな家のようにも見えますが、入口の独立した住戸が積み木細工のように構成され、全て異なるプランの住宅が中庭を介して独特の関係性を作り出しています。
上層階の窓からは遠くの景色が望め、中庭の風景も生活にアクセントを与えてくれます。
グレーの金属大判を外壁に用いることで、木造でありながら周囲の住宅とは異なる趣と存在感を生み出し、内装に用いた木の温もりと縦につながる立体的なメゾネットの構成によって、この集合住宅は様々な生活を受け入れ、住む人の個性を育てる「家」になります。
吉祥寺の家が、ここで暮らす住民によって育てられ、時間をかけて街に馴染んでゆく中で、これまでになかった新しいコミュニティの形成に貢献できれば幸いです。
一級建築士
川辺 直哉NAOYA KAWABEhttp://www.kawabe-office.com/
1970年 神奈川県生まれ
1994年 東京理科大学工学部建築学科卒業
1996年 東京芸術大学大学院修士課程修了
1996~2001年 石田敏明建築設計事務所
2002年 川辺直哉建築設計事務所設立
受賞歴
2016年 グッドデザイン賞ベスト100入賞
2019年 日本建築学会作品選集入賞
2021年・2022年 東京建築賞受賞
※ グッドデザイン賞合計23回受賞(2021年末現在)
LOCATION
JR中央・総武線、京王井の頭線「吉祥寺」駅 徒歩10 分
物件からの所要時間
SPEC
物件名 | 吉祥寺の家 |
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所在地 | 東京都武蔵野市吉祥寺東町2-31-11 |
交通 | JR・京王井の頭線「吉祥寺」駅徒歩10分 |
構造規模 | 木造 地下1階地上2階建 |
総戸数 | 12戸(1LDK/35.69m2~42.83m2) |
竣工 | 2019(令和元年)年11月 |
設計 | 株式会社川辺直哉建築設計事務所 |
施工 | 株式会社礎コラム |
管理会社 | 株式会社リベスト サンロード店 |
設備 |
専有設備: 共用設備: |
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PROPERTIES